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- 2015.06.28
- 人・モノ・金の終わり?
こんにちは、チヒロさんの髪をポニーテールにして、ヨメに「どーだ!」と言ったら、
「ちがうよ、これは棒結びっていうんだよ」
と鼻で笑われた松本です。
最近読んだ記事で、大前研一さんが、
「20世紀は、事業をする時には、人・モノ・金が大事だった。
ところがこれからは、人・人・人の時代になる」
という事を言っておられました。
以前から大前さんがおっしゃっていたのは、「見えない経済大陸」という、
従来の土地や建物、自動車、家電製品など、「目に見える物」が経済の主役だった時代が終わり、
新たに、
「ボーダーレス」
「マルチプル(倍率)」
「サイバー(IT)」
という経済空間が登場する、というお話でした。
これら新大陸に最初に現れたゴジラ企業の名を「Microsoft」と言い、
AppleやGoogle、Amazon、Facebook、twitter、そしてなんと言っても
テスラモーターズ・スペースX(イーロン・マスク氏が創業)といったゴジラが世界中に乱立しています。
日本では、Softbank、楽天、DeNA、Mixi、サイバーエージェントが該当します。
これは20年近く前の本でして、その結果の一つとして今回、
「3つのクラウド」
が登場した、とおっしゃっています。
1つ目は「クラウド・コンピューティング」。
これは、いわゆる「クラウド」というヤツですね。Google Calendarがその典型です。
Dropboxもそうですね。
で、衝撃だったのが、2つ目と3つ目です。
「クラウド・リソーシング(人材)」
「クラウド・ファンディング(資金)」
これは、それぞれのサイトがあるわけですが、そこに人材登録がしてある。
そこで「こんなアイデアがあるけど、やってくれない?」と人材募集する。
そうすると、世界の有能で安価な人的リソースが、あっという間に調達できる。
で、そのためにお金が必要だとすると、クラウド・ファンディングのサイトにアイデアを登録。
そうすると、アイデア次第ではドバッと資金が集まる。
これが何を意味するかというと、
「お金や人員をいくらそろえていても、飛び抜けて優れたアイデアを持つ人の前では、プチュッと踏みつぶされてしまう」
ということです。
これが何を意味するかというと、
「お金(経済)が絶対の時代の終わり」
ではなかろうか、と思ったりするわけです。
そんなアホな、とお思いの皆様!
「お金が絶対の時代」が始まったのは、いつだと思いますか?
実は、たかだか数百年前だそうです。
それまでの絶対の価値観は?
それは、「神」だったそうです。by ドラッカーだったかな?
でも考えてみて下さい。去年アフリカで猛威をふるったエボラ出血熱。
現地では、「祈祷」で治療しようとした例があったそうです。
神の時代は、未だに地上に残っているのです。
そう考えると、
「え? お金なんて信じてるの?w」
という時代が来ても不思議ではありません。by ドラッカー
今我々は、それほどの変革の時期にいる、という事だそうです。ひぃっ。
とはいえ、まぁそんなことを考えていても仕方ないかも知れませんが、(^_^;)
我々としては、そんな時代が来ても、優れたアイデアを提示できるように、
がんばりたいと思います。
家は当分必要でしょうからねぇ~。