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- 2017.12.08
- 永世7冠!
こんにちは。
スポーツ担当ざわです。
社内では「将棋ってスポーツなの?」などと言う声もありましたが、正直定義は分かりませんが、私は頭脳スポーツだと思っているのと、仮にスポーツでないとしても取り上げたいネタには間違いなし!
(本当はもっと早く書きたかったのですが、お休みだったため本日に)
今年の将棋界は、中学生棋士の藤井四段やひふみんの話題で盛り上がりましたが、最後はやっぱり羽生さんなんですね。
羽生さんといえば、将棋界の天才と呼ばれ続け、多分将棋を知らない方でも羽生さんのお名前を聞いた事をある人は大勢いるのではないかと思います。
羽生さんが史上初めて7冠を達成した時も大きな話題になりました!(もう20年以上前になるんですね)
トレードマークが「寝ぐせ」で、真剣勝負の対局の時も寝ぐせのまま挑んでて、その無頓着加減と、圧倒的な強さが注目されてました。
タイトルを一つ取るのでも難しいと言われる中、それを若干25歳で成し遂げた羽生さんですが、今回は「永世7冠」と言う信じられない大偉業を成し遂げられたとのことで、もう尊敬の言葉しかないです!
その一つ取るのでも難しいタイトルをある一定期間、もしくは通算回数保持する事(タイトルによって条件は異なる)で得られる「永世」の称号。
まずは、タイトルを争うための挑戦者になるだけでも、勝利を積み重ねていかなければならないわけで、それだけでも至難の技。そして挑戦者として王者と7番勝負をして、勝つ事でやっと得られるタイトル。
今回の竜王戦では、タイトルを奪取することで、通算7期となり「永世」を取得したわけですが、他の6つのタイトルでも「永世」を取得している羽生さんは、常に最高峰で戦い続けていたという事で、本当にすごいとしか言いようがありません!
頭脳の将棋の世界でもやはり記憶力だったり瞬発力だったりと、若い方が有利とされているらしく、羽生さんも今年2つのタイトルを落としてしまっていたので、世代交代が囁かれていたとのこと。
ところが、この竜王戦、棋戦の中でも序列が高いとされている竜王戦でタイトルを奪取したこと、今後だれも成し遂げられないであろう「永世7冠」と言う快挙、タイトル通算100期まであと1つとなったこと、来年、どのような活躍を見せてくれるのか楽しみです。
羽生さんの「将棋の世界は、基本的に伝統、長い歴史がある世界ですが、盤上で起こっているのはテクノロジーの世界。日進月歩でどんどん進んでいます。過去の実績で勝てたといっても、これから先に何か盤上の上で意味があるかと言われれば、あまり意味がなくて。常に最先端を探求していくという思いでいます。」と言う言葉。
王者でありながら、常に謙虚な「品格」も素敵ですね。